自律神経
【よみ】 じりつしんけい
【英字】 Autonomic nerves
体には、血液循環や消化などの様々な生命維持機能がありますが、これらをすべて維持し、適切にまとめていく神経が自律神経です。
神経系には大きく分けて「中枢神経」と「末梢神経」とに分類されます。自律神経は、「末梢神経」の中のひとつで、自立神経を更に「交感神経」と「副交感神経」に分けることが出来ます。
「交感神経」は昼の神経と呼ばれ、心身を活動的にして動かしますが、「副交感神経」は夜の神経と呼ばれ、こうした活動した体を休ませるという2つの機能で構成してバランスを保っています。
自立神経は血液循環と密接に関わっており、交感神経・副交換神経どちらかに比重が偏ると血のめぐりが悪くなります。
現代人は日々ストレスを感じながら生きているとまで言われており、そのため副交感神経を意識的に活性化させる必要があります。お風呂に入ったりマッサージをしたり、睡眠をゆっくりととったりすることで、副交感神経が刺激されます。
尚、リラックスばかりを意識して交感神経をおざなりにしてしまうと、それはそれで自立神経がバランスを崩し、心身に不調が生じますので、これらを意識しコントロールするところから始めてみるのも良い手段かもしれません。
自立神経がバランスを崩すと、自律神経失調症等精神疾患を引き起こす恐れもあるので、これらは思っている以上に重要な要素と言えます。